温度センサー

温度センサーの概要

 AVR-Fanconで使用する温度センサーは、SEMITEC株式会社(石塚電子株式会社)のNTCサーミスタ 103JT-25 です。
 このセンサーはNTC(Negative Temperature Coefficient)ですので、温度が上がるほど抵抗が下がる特性を持っており、25℃で10kΩの抵抗値を示します。
 AVR-Fanconは、このセンサーと4.7kΩの抵抗を直列に接続し、センサーにかかる電圧をAVRで測定することにより温度をモニターします。

温度センサーの作り方

(温度センサー部品)
 銀皿の上に乗っているのが温度センサーの部品で、熱収縮チューブ(2mm、5mm)、サーミスタ、2ピンソケット、端子付リード線 です。

 左端は、USBケーブル(CUSB01)と4ピンソケットです。
 ピンソケットは通称2550コネクタといいます。
(1.熱収縮チューブの切断)
 2mm径の方は1cm×8本、5mm径は1.5cm×4本に切っておきます。
(2.熱収縮チューブの挿入)
 あらかじめ、2mm径の熱収縮チューブをリード線に挿し込んでおきます。(ハンダ付け後でも挿し込めます)
(3.ハンダ付け)
 サーミスタにリード線をハンダ付けします。
本の間にサーミスタを挟んで、少し浮かせておくとやり易いです。
(4.熱収縮チューブの加熱)
 ハンダ付け箇所に2mm径の熱収縮チューブを被せ、ヒートガン等で加熱し、収縮させます。
私は、エンボスヒーターで代用しています。
100円ライターで炙ってもできますが、サーミスタを焦がさないように注意してください。
(5.熱収縮チューブの加熱その2)
 さらに5mm径の熱収縮チューブを被せて、加熱・収縮させます。
これがあると、サーミスタの又裂きを防止できます。
(6.ピンをソケットに挿入)
 2本の電線を捩っておいてから、ピンをソケットに挿入します。
 温度センサが、完成しました。
 USBケーブル(CUSB01)のM/B側はバラになっていますが、4ピンコネクタに変えておくと、後の接続が容易になります。
 一般的なM/Bでは赤、白、緑、黒の順に並べますが、必ずM/Bのマニュアルで確認してください。

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