Rev2.0(電圧制御)

 4チャンネルの温度計で6チャンネルのファンを制御するデジタルファンコンです。
 Rev1.0でPWMを採用して失敗したため、Rev2.0では最初から電圧制御型としました。 ただ、最終段のFETまではPWMで動作しており、コイル、コンデンサおよびダイオードで構成された平滑回路によりファンへの出力を直流にしています。
 当時の所有PCにはファンがATX電源を含めて6台あったため、6chファンコンとしました。 しかし、AVR Atmega88のPWM出力の制約で独立して制御できるのは4chしかありません。(mega88のPWM機能は6chありますが、2ch分はタイマーに使用するため)
 このため、上の写真のファンコネクタで、左から3番目と4番目、5番目と6番目はそれぞれ同じPWMのチャンネルとなっています。
 接続端子は、電源、Fan(6ch)、温度計(4ch)、USBのほかにAVRマイコンのファーム書換用ISP(6pin)に加えて、Fan#1のみスピードセンサーを外部出力できるように2ピンコネクタ(左端上方)を付けています。でも、Fan#1のスピードセンサーは、AVRへの入力と干渉するためマザーボードから読取不可能でした。なお、 Rev2.0では、Rev1.0にあった液晶モニタ(LCD)接続用端子を省略しました。
 Rev2.0もUSB関係の処理をRev1.0と同じFT232RLを使用しています。 今回はスペース面から秋月基板を使わず、自作ドーター基板にチップを載せています。 FT232RLは足の間隔が0.65mmと非常に狭いため、半田付けが大変でした。
 また、部品点数が多いため、穴あけなどの基板加工やジャンパ線接続などは、かなり面倒な作業でうんざりしていまい、Rev3.0以降ではついに基板製作の外注化に手を出すことになりました。

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