Rev3.0(電圧制御)

 4チャンネルの温度計で6チャンネルのファンを制御するデジタルファンコンです。

動作概要

 マイクロコントローラICのAVR ATmega88(またはATmega168)が温度を測定し、設定パラメータに従ってファン制御用パルスをPWMで出力します。このPWM信号を12Vに増幅後、平滑回路を通して直流化しファンへ供給します。出力電圧が温度によって4V程度から12Vまで変わることにより、ファンの回転を制御しています。また、ファンからの回転パルスにより回転数を計測します。
 PCとUSBで接続することにより、温度、回転数などをPCに報告し、PC側のモニタソフトFanduinaV3でモニタすることができます。(モニタしないときは、FanduinaV3を起動しておく必要はありません)
 AVR-Fanconの設定パラメータは温度と回転数(正確にはPWM出力のduty値)との関係を表すもので、必要に応じてFanduinaV3を使用して変更することができます。
 Rev2.0同様の電圧制御型ですが、基板外注製作により見違えるほどの仕上がりになっています。ただ、基板製作にはイニシャル費用がかかりますので、ある程度の数量を作らないと単価は万円オーダーになってしまいます。

 ということで、基板を20枚製作し、15枚を一部手持ち部品とともに(原価相当の定額ですが)オークションに出品しました。(2008年8月完了)落札していただいた方、本当にありがとうございました。

 回路的にはRev2.0とほとんど同じで、接続端子は、電源、Fan(6ch)、温度計(4ch)、USB、AVRのファーム書換用ISP(6pin)、Fan#1のスピードセンサー外部出力(2pin)を付けています。Fan#1のスピードセンサーは、トランジスタを1つ入れてマザーボードから読取可能となりました。

タイトルとURLをコピーしました