Rev5.0 Fanduino mini

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 4チャンネルのサーミスタ温度計で4チャンネルのファンを制御するデジタルファンコンです。

動作概要

 Rev5.0の動作概要はRev4.0と同様で以下のとおりです。

 マイクロコントローラICのAVR ATmega88(またはATmega168)が温度を測定し、設定パラメータに従ってファン制御用パルスをPWMで出力します。このPWM信号を12Vに増幅後、平滑回路を通して直流化しファンへ供給します。出力電圧が温度によって4V程度から12Vまで変わることにより、ファンの回転を制御しています。また、ファンからの回転パルスにより回転数を計測します。
 PCとUSBで接続することにより、温度、回転数などをPCに報告し、PC側のモニタソフトFanduinaV3でモニタすることができます。(モニタしないときは、FanduinaV3を起動しておく必要はありません)
 AVR-Fanconの設定パラメータは温度と回転数(正確にはPWM出力のduty値)との関係を表すもので、必要に応じてFanduinaV3を使用して変更することができます。

 Rev5.0はRev4.0と同時に開発しましたが、違いは、

  • 接続できるFanが4チャンネルまで。
  • 内部USB端子を省略。(背面にUSB-Bタイプ端子があります)
  • Rev5.0はロープロファイルPCI(LP-PCI)の規格サイズに収めた。(もちろん標準サイズのPCIにも使えます)

の3点です。ただし、LP-PCIは本当に使えるかどうか確認できていません。
Fanは4チャンネルですが全て独立制御ですので、Rev4.0のように2つのFanが連動してしまうといった制約はありません。(制御パラメータの設定で連動させることもできます)
 なお、Rev5.0は内部USB端子を装備していませんが、USBコネクタをピンヘッダに最初から変更しておけば、PCケースの内部でマザーボードと接続できます。

AVR-Fancon Rev5.0 Fanduino mini仕様

Fan接続可能数4台 (独立制御) 
Fan最大電流各500mA(4台合計では1.5A以下を推奨)
Fan制御方式可変電圧制御(4V程度~12V)
Fan停止対策起動時、スリープからの復帰時、Fan停止検出時は数秒間最大回転させてFanの始動失敗・停止を防止 (停止検出のためFanは3ピン回転数センサー付が必要)
温度センサーサーミスタ方式(無極性2ピン)×4本 10.0kΩ at 25℃、B定数 3435K(石塚電子製サーミスタ103JTを推奨)
USBUSB2.0×1本
電源12V、5V ATX4ピン (ただし、5VはUSBからも供給可能)
最大消費電力5V:100mA以下、12V:接続Fanの定格電流の合計
PC内設置方法PCIスロット、PCIe×16スロットに挿入して固定
対応OS特になし(モニタソフトFanduinaV3はWindowsXP/Vista/7/8/10に対応)
その他特徴USBからAVRマイコンのファームウェア書換が可能
駆動回路はPWMであるため使用素子の発熱が少ない
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